リハビリ転職の年収相場2026|私が見た6軸と医療特化エージェント実例

リハビリ転職の相場は「職種」だけでは語れません。私が総合保険代理店で勤務していた5年間、医療従事者の顧客を多数担当した経験から言うと、理学療法士・作業療法士の年収は施設種別・地域・経験年数・制度活用の有無で100〜150万円以上の開きが生じます。この記事では、リハビリ転職の相場を左右する6軸の判断基準と、医療特化エージェントの実例5社を具体的に解説します。

リハビリ転職相場の全体像――2026年の数字で見る現実

PT・OT・STの平均年収はどこに分布しているか

2026年時点における理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)の平均年収は、おおよそ350万〜450万円の帯に集中しています。厚生労働省の賃金構造基本統計調査ベースでは、理学療法士・作業療法士の平均年収は400万円前後で推移しており、一般的な大卒正社員の平均とほぼ同水準です。

ただし、この数字は「平均」であって、実態は大きく分散しています。急性期病院の常勤PTが450万円台に乗るケースがある一方、地方の介護老人保健施設に勤務するOTが320万円台に留まるケースも珍しくありません。リハビリ転職の相場を把握するうえで、「平均値ではなく自分が狙うレンジはどこか」を先に定めることが重要です。

施設種別ごとの年収レンジ――病院・クリニック・介護施設の差

施設種別による年収差は、リハビリ求人の中でも特に大きい変数のひとつです。急性期・回復期病院は基本給が高めに設定される傾向があり、夜勤手当や当直手当が加わるケースもあります。一方でクリニックや訪問リハビリステーションは、残業が少ない代わりに基本給が低めに設定されることが多く、年収ベースでは350万〜380万円の水準になりやすいです。

介護老人保健施設(老健)や通所リハビリでは、介護報酬の影響を受けやすく、処遇改善加算や特定処遇改善加算の取得状況によって手取りが変動します。2024年度の介護報酬改定以降、加算体系が一本化されたため、加算取得状況の確認はリハビリ転職の相場判断において欠かせない視点です。

年収を左右する6軸の判断基準――私が保険代理店時代に気づいたこと

医療従事者の顧客から学んだ「収入構造の複雑さ」

私が総合保険代理店に勤務していた3年間、担当顧客の中には理学療法士や作業療法士も複数いました。生命保険や就業不能保険の設計をする際、収入の内訳を確認する必要があり、自然と彼らのリアルな収入構造が見えてきました。基本給・各種手当・賞与・残業代の比率が施設ごとに大きく異なり、同じ「年収400万円」でも手元に残る額は人によってかなり違ったのを今でも覚えています。

その経験を踏まえて整理すると、リハビリ転職の相場を決める軸は以下の6点です。①施設種別(病院・クリニック・老健・訪問)、②地域(都市部・地方)、③経験年数・スキル(専門理学療法士資格など)、④雇用形態(常勤・非常勤・業務委託)、⑤加算取得状況(処遇改善・特定処遇改善・ベースアップ評価料)、⑥転職エージェントの活用有無です。

6軸を使って「自分の相場」を自己診断する方法

6軸のうち、転職者が自力でコントロールできる軸は①③④⑥です。たとえば、経験3年のPTが急性期病院から訪問リハビリへ転職する場合、地域が都市部であれば年収430〜470万円程度の求人が存在しますが、同じ条件で地方であれば370〜400万円帯に収まることが多いです。

⑤の加算取得状況は施設側の経営判断に依存しますが、転職前に確認できる情報です。求人票に「処遇改善加算Ⅰ取得」と明記されているかどうかをチェックするだけで、年間10〜30万円程度の差が生じることがあります。個別の試算は施設の規模・人員配置により異なりますので、必ずエージェントや採用担当者に確認することをお勧めします。

地域別・経験年数別のPT OT相場実例

東京・大阪・地方都市における年収レンジの違い

都市部と地方では生活コストが異なるため、額面年収だけで比較するのは適切ではありません。ただし、リハビリ求人の絶対数と年収水準の両面から見ると、東京・大阪・名古屋などの大都市圏は求人競争が活発で、経験5年以上のPTであれば常勤で450〜500万円超の求人も存在します。

一方、東北・四国・九州の地方都市では求人数が少ない反面、採用競争が弱いため交渉余地が生まれやすいというメリットもあります。地方の回復期病院では、家賃補助・宿舎提供などの福利厚生を含めると実質年収が都市部並みになるケースもあり、額面だけでPT OT相場を判断するのは危険です。医療転職比較2026|6社の特化エージェント実例と年収交渉術

経験年数1〜3年・5年・10年超で変わる交渉余地

経験1〜3年のリハビリ職は、即戦力として評価されるラインに届いていないため、年収交渉の余地は限られます。この時期は年収より「どの施設でどのスキルを積むか」を優先した転職が長期的なキャリア戦略として有効です。

経験5年を超えると、専門理学療法士や認定作業療法士の取得が視野に入り、年収交渉の土台が生まれます。経験10年超で管理職・主任クラスになると、500〜550万円台の求人に手が届く可能性が高まります。作業療法士転職においても、マネジメント経験があるかどうかが年収200万円近い差になることは珍しくありません。

医療特化エージェント5社比較――リハビリ求人で使えるか

医療特化エージェントを使うべき理由と選び方の基準

総合型転職エージェントとの比較で医療特化エージェントが有利な点は、非公開求人の質と量、そして担当コンサルタントの医療業界知識の深さです。リハビリ職の転職では、施設の内部情報(人員離職率・リハビリ部門の規模・カンファレンスの頻度)が入職後の満足度を大きく左右するため、現場に精通したコンサルタントを持つエージェントの価値は高いと考えます。

選び方の基準として私が重視するのは、①リハビリ職専任の担当がいるか、②非公開求人の保有数が豊富か、③年収交渉の実績を提示できるか、④入職後のフォロー体制があるか、の4点です。エージェントは基本的に採用側の施設から紹介手数料を受け取る仕組みのため、利用者側は無料で利用できますが、「採用側都合の求人を優先的に紹介される可能性」は念頭に置いてください。

医療特化エージェント5社の特徴と向いている人

以下に、リハビリ転職の相場交渉で活用しやすい医療特化エージェントを5社取り上げます。各社の特徴は公式サイトおよび利用者の口コミを参照しており、私自身が全社を直接利用したわけではないため、詳細は各社に問い合わせて確認することを推奨します。

  • マイナビコメディカル:PT・OT・ST求人に強く、大手の求人数と非公開求人の多さが魅力。都市部・地方ともにカバー範囲が広い。
  • PTOTSTワーカー:リハビリ職に特化した専門性が高く、担当コンサルタントが医療・介護業界の実情に詳しいと評価される。
  • レバウェルリハビリ(旧・きらリハ):転職相談から入職後サポートまでの一貫体制を強みとしており、初めての転職者に向いている。
  • ジョブメドレー:求人検索型のプラットフォームで、自分のペースで求人を探したい人に適している。スカウト機能もあり。
  • メドフィット(旧・コメディカルドットコム):年収交渉サポートや非公開求人の紹介に注力しており、年収アップを目的とした転職に向いている。

いずれのエージェントも無料で利用できますが、複数社を並行利用して求人の幅を広げる戦略が、リハビリ転職の相場交渉において有効です。医療転職おすすめ2026|7社特化エージェント比較と年収UP実例

私が見た失敗例と回避策――相場交渉を成功させる3ステップ

保険代理店時代に見た「転職後に後悔したリハビリ職」のパターン

私が担当していたリハビリ職の顧客の中で、転職後に就業不能保険や収入保障保険の見直しを相談に来るケースが複数ありました。その多くに共通していたのは、「転職前に年収の内訳を十分に確認していなかった」という点です。基本給は上がったのに、前職で支給されていた夜勤手当や資格手当が消えた結果、実質的な年収が下がっていたケースがありました。

もうひとつのパターンは、「非常勤・業務委託で高時給に惹かれたが、社会保険に加入できず手取りが想定より低かった」というものです。業務委託のPTは時給3,000〜4,000円という求人も存在しますが、国民健康保険料・国民年金保険料・所得税の自己負担を考慮すると、常勤換算の年収より低くなる場合があります。雇用形態の違いが生活実態に与える影響については、AFP視点から見ても見落とされがちなポイントです。

相場交渉を成功させる3ステップ

リハビリ転職の相場交渉を成功させるには、以下の3ステップを踏むことを強く勧めます。

ステップ1:自分の市場価値を複数エージェントで確認する。1社だけの提示額を「相場」と誤認するのは危険です。最低2〜3社の医療特化エージェントに登録して、同じ経歴・希望条件で何件の求人が出るかを比較してください。提示される年収レンジのばらつきが、あなたの転職市場における価値の幅を示しています。

ステップ2:手当・加算・福利厚生を込みで比較する。基本給だけで比較せず、交通費上限・住宅手当・資格手当・処遇改善加算の配分方法を確認してください。年収400万円の求人でも内訳によって実質的な水準は大きく異なります。

ステップ3:内定後に条件交渉を行うタイミングを逃さない。内定通知を受けた後、入職前のオファー面談が交渉の機会です。エージェントを通じて「他社でも○○万円の提示がある」と伝えることで、年収20〜30万円程度の上積みが実現したケースも報告されています。ただし個別の結果は施設の予算状況や採用状況により異なります。

まとめ――リハビリ転職の相場を正しく把握して動く

この記事で押さえるべきポイント整理

  • リハビリ転職の年収相場は350〜450万円が中心帯だが、6軸の条件次第で100〜150万円以上の差が生じる
  • PT OT相場を左右する軸は施設種別・地域・経験年数・雇用形態・加算取得状況・エージェント活用の6点
  • 医療特化エージェントは非公開求人と年収交渉サポートの面で総合型エージェントより有利な場面が多い
  • 年収の額面だけでなく、手当・社会保険・加算の内訳まで確認することが転職後の後悔を防ぐ
  • 内定後のオファー面談が年収交渉の実質的なチャンスであり、エージェントを活用して進めるべきです

次のアクション――まず医療特化エージェントに登録する

リハビリ転職の相場を正確に把握するための第一歩は、自分の経歴と希望条件を医療特化エージェントに伝えることです。求人票に載らない非公開求人や、施設の内部情報を得るためには、エージェントとの面談が欠かせません。

私自身、保険代理店時代に多くの医療従事者と向き合い、転職後の収入構造がいかに複雑かを間近で見てきました。だからこそ、「相場感をつかまずに動く転職」がいかにリスクを伴うかを強調したいのです。まずは情報収集の一歩として、以下から医療特化エージェントの詳細をご確認ください。

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筆者:Christopher(クリストファー)/AFP(日本FP協会認定)・宅地建物取引士。大手生命保険会社2年、総合保険代理店3年の営業職を経て経営者へキャリアチェンジ。代理店時代は医療従事者・IT技術者・建設業など多業種の顧客の保険設計と収入相談を担当。現在は都内で法人を経営しながら、職種別キャリア戦略と特化型転職エージェントの選び方をリアルな視点で発信中。

【免責事項】
本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の投資・税務・法務行為を推奨するものではありません。記載内容は執筆時点の情報に基づきますが、最新情報や個別具体的な判断については、各分野の専門家(税理士・弁護士・宅建士・FP等)または公的機関にご相談ください。

【執筆・監修】
Christopher(AFP / 宅建士 / TLC)- 金融・不動産・法人実務の実体験ベースで執筆

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